適した手術方法で効果的にわきがを治そう

最終更新日

まずは自分のわきがレベルを知ろう

わきがと一言で言っても人によって原因やニオイが違う様に、ニオイのレベルも軽度から重度までさまざまです。
そのレベルに関して明確な定義はありませんが、一般的なレベルの線引きとして、軽度はわきに鼻を近づけないと分からないくらい、中度は近づくとニオイが分かるくらい、重度は近くにいなくても同じ部屋にいるだけでニオイがするくらいだと言われています。

わきがレベルによって治療法は違う

わきが治療にはそれぞれに適したものがあり、基本的に「身体への負担が少なくコストもかからない治療法」から順に選択します。
わきがのニオイが軽度から中度であれば、制汗剤を使うなど自分でできるケアから始めると良いでしょう。
病院やクリニックでは、汗を抑える注射や、菌の繁殖を防ぐためにわき毛を永久的に処理する方法などで様子を見ることが多いです。
一方、重度のわきがには根本的な治療が必要になる場合が多く、わきがの原因となるアポクリン汗腺を破壊、または取り除く処置を行います。

適した手術方法とは

手術方法を大きく分けると、わきを切開し医師が直接目視して汗腺を取り除く外科手術と、わきを切らずに機械や医師の経験によって治療する方法の2つです。
この2つのどちらを選ぶかは、優先するポイントによって変わるでしょう。
例えば、「価格が高くても手術跡が残らない方が良いのか」「術後のダウンタイムがあっても効果が高い方が良いか」など、自分が何を求めているかを医師と相談しながら考える必要があります。
低価格で再発のリスクを抑えたい場合は、外科手術が良いでしょう。

剪除法

わきを数センチほど切開し、皮膚をひっくり返してアポクリン腺を確認しながら切除する方法です。
医師が目で汗腺を確認しながら手術を行うため効果が高く、再発のリスクが少ないことや保険も適応されるところがメリットです、デメリットは医師の技術によって効果が左右されやすいということが挙げられます。
また、術後のダウンタイムが2週間~1か月ほどあり、合併症を起こす人もまれにいます。

小切開法

わきに小さな数ミリほどの切開を加え、ローラーがついた特殊な器具、または電気シェーバーのような特殊な吸引器具で切開部から挿入して皮膚下の汗腺を除去します。
小切開法という名前の通り、傷が小さく回復が早いことがメリットです。
ただし、これらは自由診療で行う手術ですので、費用が高額になることがデメリットと言えるでしょう。
また、実際に目で見て汗腺を除去するものではないため汗腺を取り残したり、逆に取り過ぎてしまうなどのリスクがあります。

user