安心!わきが治療には切らない手術法もある

最終更新日

切らない手術法

これまで、わきがを完治させるためには手術という選択肢しかありませんでした。
しかし、皮膚を切開する手術は傷跡が残ったり、ダウンタイムも長いといったデメリットがあります。
そのため、皮膚にメスを入れることに戸惑いがある人や、とにかく早く日常生活に戻りたい人などは手術に踏み切れずにいたでしょう。
そこで、新しく確立したのが「切らない手術法」です。
切らない手術法は、わきを切開せずに特殊な機械を照射することで、わきがの原因となるアポクリン汗腺を破壊しニオイの根源を立つため再発しにくく、高い効果を得ることができます。

種類

切らない手術法には、いくつか種類があり、電磁波・超音波・高周波などをわきに照射します。
照射回数は個人差がありますが、1~2回で治療時間は20分~90分と短く、治療後の回復が早いのが特徴です。
わきがのレベルにもよりますが、どの治療法を選ぶのかは人それぞれで、効果の高いもの、治療が楽なもの、再発のリスクが少ないものなど、医師と相談して決めると良いでしょう。

メリット

切らない手術法のメリットは何と言っても患者の負担が少ないことです。
切らない手術法は熱を発生させて真皮深層から皮下組織浅層にあるアポクリン汗腺を破壊させる方法ですので、皮膚を傷つけず跡もほとんど残りません。
治療後のダウンタイムも短く、外科手術後のように圧迫固定を行う必要もないので、翌日から通常通りの生活が送れます。
また、1度破壊した汗腺は、再び活性化することがないため、半永久的に効果が持続する点も魅力のひとつです。

デメリット

切らない手術法は自由診療のため、費用は25万~30万前後と、やや高額です。
また、1回の照射で100%全ての汗腺を破壊できるわけではないので、外科手術に比べてやや効果が下がります。
その理由は、照射をやり過ぎると皮膚にダメージを与えてしまうからで、わきがが重度の場合は照射を2回に分けるなど追加の治療が必要になる可能性があることがデメリットと言えるでしょう。
しかし、最近では2種類のマシンを組み合わせるなど、治療法は日々進化しています。

子供にはレーザー治療がおすすめです

わきがの原因となるアポクリン汗腺は第二次性徴を迎える頃に発達してきます。
まず、ニオイが気になり始め、その後にわき毛が生えてくることが多いようです。
学校で集団生活を送る子供にとって、わきがは非常にデリケートな問題ですが、手術は負担が大きいため頭を悩ませる親御さんも多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、レーザー治療です。
レーザー治療は術後のダウンタイムがないので、学校や体育の授業を休まず治療することが可能になります。

user