わきがをケアしたいなら汗を抑えすぎないことも大事!

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汗は体にとって重要な機能

人間は恒温動物の一種ですので、常に一定の体温を保たなくては生きていけません。
そのため、外の気温が上昇した時や運動をして体温や肌表面の温度が上がった場合は、汗をかくことで体温調節をしているのです。
しかし、汗がわきがを強く発生させる原因と言われていることから、汗をかかないために水分を控えている人もいます。
この考え方は間違いで、水分を控えすぎると汗の成分の濃度が上がり、ニオイを強くさせてしまうのです。

また、現代社会では空調設備が整っているため、人間の体温調節機能が衰えてしまう傾向にあります。
汗をかかない環境というのは、人間本来の機能を停止させるため、体にとって非常に悪い影響を与えるのです。
さらには、間違ったわきが対策を行うことで、わきがが悪化してひどくなってしまう可能性もあります。

良い汗をかこう

汗は主に水分なので無臭ですが、体温調節機能が衰えた体では老廃物を輩出することができずニオイが強くなることがあります。
しかし、この老廃物は汗腺の調節機能を鍛えることで排出できるようになるのです。
鍛え方は38℃くらいのお湯に30分以上浸かる半身欲が良いでしょう。
これを続けて体臭が抑えられるくらいに汗腺の調整機能が強くなるのは、2~3週間後くらいと言われています。

清潔に保つ

わきがのニオイ予防でもっとも基本的な方法は、わきをキレイに整えて清潔に保つことです。
わきには常在菌が存在しているので、殺菌作用や防臭効果のある石けんを使い菌を除去するようにしましょう。
さらに、菌のエサとなる汗や、たんぱく質・脂質・糖質などを洗い流すことが大切です。
この他にも民間療法として、ミョウバン水を使ったわきが対策があります。
ミョウバンは根菜や芋類などのアク抜きなどに使われており、制汗作用に優れているのです。
これにレモンと塩、リンゴを混ぜることで抗菌・殺菌作用や消臭・制汗効果が期待できます。

洗い過ぎに注意

わきがが気になるからと言って、ニオイを消そうとゴシゴシ強く洗ったり、1日に何度もシャワーを浴びたりする人もいますが、洗い過ぎると肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌を乾燥させる原因となってしまいます。
また、健康な皮膚には表皮ブドウ球菌が存在しており、悪い菌が入らないようバリアを張っているのですが、荒い過ぎることで表皮ブドウ球菌が無くなり、悪い細菌がアンモニアや硫化水素を発生させニオイが強くなるので注意しましょう。

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